用語集 精神疾患の種類
強迫性障害 |
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強迫性障害(OCD:Obsessive-Compulsive Disorderの略)は不安障害の一種で、自分の意思に反して、不条理な不安感が頭をよぎり、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。 症状としては、抑えようとしても抑えられない強迫観念と、それによる不安を打ち消すための行為を繰り返す強迫行為があります。 例えば、戸締まりを何度も確認したくなったり、手を洗ったあとでも汚れが気になったりする行為等があります。 この行為が習慣性をともない、どんどんエスカレートして日常生活に支障をきたす事があります。 その状態を、強迫性障害といいます。 性格的には、几帳面(きちょうめん)、完璧主義などの性格(強迫性格)の人に多い傾向があります。 強迫性障害は、他の精神疾患の症状と重複する部分が多く、誤診が起こりやすいと言われています。 治療には薬物療法、心理カウンセリング(認知行動療法)等が用いられます。 |
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