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自律神経 |
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自律神経とは、自分の意思とは関係なく、 刺激や情報に反応して、体の機能をコントロールする神経のことを言います。 心臓を動かす、眠っている時に呼吸する、 食べ物を消化するなどは、自律神経がの働きによるものです。 また、暑い時に汗をかいたり、ウイルスに感染した時に熱が出るなどの身体症状も自律神経が、身体を守るために自動的に行います。 自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがあります。 ▼交感神経の働き▼ 交感神経は、昼間、活動的なときに活発になる神経です。 交感神経が働くと、瞳孔は拡大し、心臓の拍動は速くなり、血管は収縮して血圧を上げ、体は活発に活動する態になります。 ▼副交感神経の働き▼ 副交感神経は、体を緊張から解きほぐし、休息させるように働く神経です。 副交感神経が優位になると、瞳孔は収縮し、脈拍はゆっくりとなり、血圧は下降して、体も心も眠りに就く状態になります。 交感神経と副交感神経は状況により優位性が変わりますが、その調節が上手くいかなくなってくると自律神経失調症などになってしまいます。 様々な精神疾患には、自律神経の働きが影響しているともされています。 自律神経の乱れには、不規則な生活、過度のストレス等が原因として考えられます。 自分の意思ではコントロールできないものですが、心身の状態や状況を変えることによって交感神経と副交感神経のバランスを上手にとることが必要となります。 |
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