用語集 心理学用語
心的局所論 |
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心的局所論とは、心的過程は意識・前意識・無意識の3つの領域から成るという考え方です。 オーストリアの精神医学者、ジークムント・フロイトが提唱したものでヒステリーを治療する中で精神分析にたどり着き、心的局所論を提唱しました。 精神分析は、局所論的な考えとしては、無意識に抑圧された感情や思考を意識に上らせる事が目的で、意識と前意識との間にある防衛を検閲によって無害な形へとするものです。 局所論の考え方は、現在の心理検査等でも概念的に用いられる事も有ります。 無意識 →無意識とは本人には自覚されないもので、行動や思考、認知に大きな影響を与える心の領域 意識 →自分自身で認識できている心の領域 前意識 →普段は認識されていないが注意を向けると意識に上らせる事ができる心の領域 また、フロイトは後に、「イド・自我・超自我」という構造論も唱えています。 |
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