用語集 心理学用語
欲求階層説 |
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アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、人間は自己実現に向かって常に成長すると仮定して欲求階層説を唱えました。 欲求階層は低次なものから ○生理的欲求…生命維持のために必要なことを求める ○安全の欲求…身(精神)の安全を確保したいと求める ○社会的欲求…集団や仲間を求める ○承認欲求…他者に認められたいと求める ○自己実現欲求…理想の自分になりたいと求める とあり、下に行くほど高次の欲求となります。 欲求階層説では、低次の欲求が満たされなければ、それよりも高次の欲求は発現しないとされています。 また、生理的欲求は「欠乏欲求」、それ以外を「成長欲求」と言います。 欲求階層説は、欲求は段階的に求められるものであり、自己実現欲求を発するためには他の欲求が満たされなければいけないという部分がポイントです。 自分に対して否定的(承認欲求が満たされない)状態では、なりたい自分になるための行動が取れなかったり、そもそもなりたい自分が分からなかったりします。 これは、低次の欲求が満たされていないためにそのような事が起こるとも考えられます。 但し、例外的に低次の欲求が出現しなくても高次の欲求が現れるという事もあります。 |
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