用語集 心理学用語
オペラント条件付け |
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オペラント条件付けとは、オペラント行動(自発的な行動)が快や不快に対応して変化するという理論です。 オペラントはオペレーション(操作する)というのが由来している造語です。 心理学者のバラス・スキナーが「スキナー箱」というレバーを押すと餌が出るという箱に、ネズミを入れ観察をしたところ、最初はレバーを押す頻度が少なかったのに、徐々に回数が増えていくという実験からこの理論を提唱しました。 また、刺激の消失によってオペラント行動が変わるというものもオペラント条件付けの中に入っています。 刺激には快と不快とがあり、また、行動の増加(強化)と行動の減少(罰)とで区分されます。 これらは人間にも当てはめる事が出来ます。 例えば、子供が勉強をしているときに「頑張って偉いね」と褒めると、自発的に勉強をする頻度が上がります。 逆に「こんなにやっても成績が上がらないのか」と叱ると自発的に勉強をする頻度が下がっていきます。 同様にビジネスシーンでも最近では活用される事が多くなっています。 昔の日本では厳しくするというオペランド条件付けを利用し、正の罰によって統率を取るような事もありましたが、最近では好まれません。 オペランド条件付けは、人にとっての行動動機の一部でもあり、依存症などとも関連づけて考えられることがあります。 また、発達心理学にも通じていて、子供の学習や精神的成長などの理論の元にもなっています。 更新: |
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